
2026年8月7日から9日まで佐世保競輪場で開催された「第2回毎日新聞社杯女子オールスター競輪」。
短期決戦のGⅠということもあり、女子競輪界を代表するトップ選手が集結した今大会を制したのは、佐藤水菜選手でした。
佐藤選手はこれでGⅠ優勝を重ね、ついにGⅠ8連勝という前人未到の記録を達成。
一つのGⅠを勝つだけでも難しい競輪の世界で、トップ選手たちを相手にGⅠのタイトルを連続して獲得し続けるという偉業は、まさに女子競輪史に残る快挙と言えるでしょう。
今回は、佐藤水菜選手が成し遂げたGⅠ8連勝という記録の凄さと、なぜここまで勝ち続けられるのかをコラムとして考察します。
佐藤水菜、佐世保で女子オールスターを制覇
今回の第2回毎日新聞社杯女子オールスター競輪は、女子競輪界のトップ選手が集う注目のGⅠ。
その大舞台で最後にタイトルを手にしたのが佐藤水菜選手でした。
GⅠという舞台では、出場選手の実力差が小さく、一つの判断、一つの仕掛け、一つの位置取りが勝敗を分けます。
まして女子競輪のトップクラスともなれば、誰が勝ってもおかしくないメンバーがそろいます。
そこで勝ち続けること自体が難しい。
それにもかかわらず、佐藤選手はGⅠのタイトルを一つ、また一つと積み上げ、今回ついに8連勝まで記録を伸ばしました。
これは単なる「好調」という言葉では片づけられない領域です。
GⅠ8連勝がどれだけ凄いのか
競輪においてGⅠは、年間を通して限られた選手しか出場できない最高峰の舞台です。
そこには当然、各地区のトップ選手が集まります。
つまりGⅠを勝つためには、
「強い選手の中で一番強い選手になる」
必要があります。
しかも一度勝つだけなら、展開やライン、位置取りなどの要素が味方することもあります。
しかし、それを8回続けるとなると話は別です。
8大会連続で勝つためには、
- スピード
- ダッシュ力
- 持久力
- レース判断
- 位置取り
- 勝負所での判断力
- 精神力
- コンディション維持
そのすべてが高い水準で求められます。
一つでも崩れれば連勝は止まります。
それを8回続けているということは、佐藤選手が現在の女子競輪界において、単純な一発の強さだけではなく、安定して勝ち切る能力を持っていることの証明でもあります。
「勝つ」だけではなく「勝ち続ける」という難しさ
スポーツにおいて、最も難しいことの一つが連覇です。
一度タイトルを取れば、次からは追われる立場になります。
相手選手から研究され、マークされ、対策される。
それでも勝たなければなりません。
競輪でも同じです。
佐藤水菜という名前が有力選手として認識されればされるほど、他の選手から警戒されることになります。
「佐藤選手をどう封じるか」
という視点でレースが組み立てられる可能性も高くなります。
それでも結果を残してきた。
ここにGⅠ8連勝の大きな価値があります。
補足:連勝記録について
- プロ最多連勝記録: 須田一二三選手(37連勝)※1962年デビュー
- 特別昇級制度導入後の最高連勝記録: 坂本勉選手(35連勝)※1986年
- S級の連勝記録: 脇本雄太選手(21連勝)※2022年
- デビューからの連続無敗記録: 中野慎詞選手(27連勝)※2022年
- ガールズケイリンの連勝記録: 児玉碧衣選手(34連勝)




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