
2026年10月20日、京王閣競輪場で開催された開設77周年記念GⅢ「ゴールドカップレース」の決勝で、群馬の佐々木悠葵選手が優勝を飾りました。
4日間にわたるナイター開催の最終日。強豪がそろった決勝で、佐々木選手は関東ラインの一員として冷静に状況を見極め、最後は力強いまくりで勝利をつかみました。
2着には地元・東京の鈴木竜士選手、3着には高橋築選手が入り、関東勢が上位を独占。ラインの結束力と、それぞれの役割を果たした選手たちの走りが光る決着となりました。
決勝を振り返る!関東ラインの連係が勝利を引き寄せた
5車でまとまった関東ライン
決勝では、杉浦侑吾選手を先頭に、佐々木選手、鈴木選手、高橋選手、鰐淵圭佑選手と続く関東の5車ラインが形成されました。
注目されたのは、ラインの先頭を任された杉浦選手の積極的な走りです。スタートで前を取った関東勢は、レースの主導権を握る態勢を整えました。
杉浦選手は石原颯選手の動きに対応しながら先行態勢を維持。自らが風を切って後ろの選手にチャンスをつなぐ、ラインの先頭としての役割を果たします。
この先行が、番手を回る佐々木選手にとって大きな後押しとなりました。
岩本俊介の仕掛けを察知し、番手から発進
レースが動いたのは最終ホームからバックにかけての局面です。
先行する杉浦選手の後ろで展開を見極めていた佐々木選手。そこへ岩本俊介選手が仕掛けてくると、佐々木選手は状況を察知し、番手から前へ踏み出しました。
ここで迷わず自ら動けたことが、優勝を手繰り寄せる重要なポイントとなりました。
後方からは石原選手もまくりを狙いましたが、佐々木選手のスピードは衰えません。最後まで力強く踏み切り、追い込む鈴木選手を振り切って先頭でゴールしました。
佐々木選手はレース後、杉浦選手の強さを称え、鈴木選手がスタートで前を取ってくれたことが勝負を分けたと振り返っています。また、岩本選手の仕掛けを確認してタテに踏んだ判断についても語りました。
2着・鈴木竜士、3着・高橋築!関東勢が上位独占
今回の決勝で印象的だったのは、佐々木選手の優勝だけではありません。
2着には地元・東京の鈴木竜士選手、3着には同じく東京の高橋築選手が入り、関東勢が1着から3着までを占めました。地元ファンにとっても、見応えのある結果となったでしょう。
鈴木選手はスタートで前を取る重要な役割を担い、最終局面では佐々木選手を追ってゴール前まで迫りました。高橋選手もラインの一員として続き、上位入線を果たしています。
競輪では、個々の脚力だけでなく、ラインの組み立てや仕掛けのタイミング、選手同士の連係が結果を左右します。今回の決勝は、関東ラインがそれぞれの役割を果たし、力を結集したことが勝利につながったレースだったといえます。
なお、3連単は 5-4-8で810円。人気を集めた関東勢が上位を占める決着となりました。
佐々木悠葵の成長を感じさせた勝利
佐々木選手は群馬支部の実力派選手。今回のゴールドカップレース制覇は、通算4回目のGⅢ優勝となりました。2026年は2月の奈良GⅢ(春日賞争覇戦)、に9月の富山GⅡ(共同通信社杯)に続く優勝です。
今回のレースで目を引いたのは、番手からの判断力と、最後まで踏み切る力でした。
前を任された杉浦選手の先行を信頼しながらも、別線の仕掛けを見逃さず、必要な場面では自ら動く。番手選手としての冷静さと、自力で勝ち切る力の両方が求められる展開でした。
佐々木選手はレース後、「昔の自分なら差されていたと思う」と振り返っています。最後まで踏み切って勝ち切れたことに、自身の成長を感じていた様子もうかがえます。
ラインの力を生かしながら、最後は自らの脚で優勝をつかむ。その走りは、今後の大舞台でも期待を抱かせるものでした。
次なる目標はKEIRINグランプリ出場へ
今回の優勝は、佐々木選手にとって大きな賞金加算にもなりました。
佐々木選手は優勝インタビューで、グランプリを走れるように頑張りたいという目標を口にしています。もちろん、出場権の獲得には今後の成績や賞金ランキングなどが関わりますが、今回のGⅢ優勝はその目標に向けた重要な一歩です。
2026年は、GⅡ共同通信社杯での優勝も経験し、ビッグレースで存在感を示してきました。京王閣でも結果を残したことで、佐々木選手の勢いはさらに注目を集めそうです。
今後のシリーズでどのような走りを見せるのか。そして、年末の大舞台へ近づくことができるのか。引き続き注目したい選手の一人です。
まとめ:ラインの力と勝負強さでつかんだ佐々木悠葵の優勝
2026年の京王閣GⅢ「ゴールドカップレース」は、佐々木悠葵選手が番手からの力強い仕掛けで優勝。2着・鈴木竜士選手、3着・高橋築選手と、関東勢が上位を独占しました。
杉浦侑吾選手の先行、鈴木選手のスタート、そして佐々木選手の状況判断と踏み出し。それぞれの働きがかみ合ったことで、関東ラインが結果を残しました。
通算4回目のGⅢ優勝を果たした佐々木選手。グランプリ出場を目指す本人の言葉どおり、残るレースでの活躍にも期待が高まります。
京王閣で示した勝負強さを次の舞台でも発揮できるのか、佐々木悠葵選手の今後の走りに注目です。





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