
026年10月12日、弥彦競輪場で開催されたGⅠ「第35回寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント」が最終日を迎え、石原颯選手が悲願のGⅠ初優勝を飾りました。
決勝では、同じ四国勢の犬伏湧也選手、松本貴治選手と連係。犬伏選手の力強い仕掛けに乗り、石原選手が勝負どころで番手まくりを放つと、最後まで後続を寄せ付けずにゴールを駆け抜けました。
2着には松本貴治選手が入り、四国勢のワンツー。3着には吉田拓矢選手が食い込みました。
石原選手にとって、今回がGⅠ決勝2回目での初タイトル獲得。さらに、優勝賞金4,790万円(副賞込み)と、年末の「KEIRINグランプリ2026」出場権も手にしました。
これまで積み重ねてきた力と、仲間との連係が結実した、価値あるGⅠ制覇となりました。
犬伏湧也の仕掛けに応えた石原颯
今回の優勝を語るうえで欠かせないのが、決勝で見せた四国ラインの連係です。
決勝は、犬伏湧也-石原颯-松本貴治という並びで臨みました。
レースでは、後方に下がった犬伏選手が打鐘から一気に加速。最終ホームで木村皆斗選手を叩き切り、主導権を握ります。
その後ろを追走した石原選手は、犬伏選手のスピードを生かしながら絶好の位置を確保。最終バック付近で番手まくりを放ち、前へと抜け出しました。
追走する松本選手も懸命に踏み込み、最後は石原選手との一騎打ちに。石原選手は松本選手の追撃を振り切り、GⅠの頂点に立ちました。
自分一人の力だけで勝つのではなく、前を走る犬伏選手の仕掛けを信じ、後ろを固める松本選手とともに勝利を目指す。
今回の決勝は、競輪におけるラインの力を改めて感じさせるレースだったと言えるでしょう。
「周りには感謝しかない」石原颯の言葉に表れた思い
レース後、石原選手はGⅠ初優勝について、周囲への感謝を口にしました。
GⅠ決勝は今回が2回目。大きなタイトルに手が届く位置で走れたことについて、前を任せられる犬伏選手、後ろを固める松本選手をはじめ、周囲の支えがあったからこそ優勝できたという思いを語っています。
また、犬伏選手の仕掛けについては、加速しながらカマしてくれたことで追走しやすく、スピードにも乗れたと振り返りました。
勝負どころでは後ろを気にする余裕もなかったといい、最後まで必死に踏み切ったことが伝わってきます。
GⅠの決勝という大舞台で、前後の選手を信頼しながら自分の役割を果たす。その冷静さと勝負強さが、今回の優勝につながりました。
GⅠ初制覇までの歩み
石原颯選手は香川県を拠点とする117期の選手です。
自力を武器に実力を伸ばし、トップ選手が集まる大舞台でも存在感を発揮してきました。
2026年8月の松山オールスター競輪ではGⅠ初決勝に進出。犬伏湧也選手が優勝した大会では、石原選手自身も決勝の舞台を経験しています。
そして今回の寬仁親王牌では、GⅠ決勝2回目にして見事に初優勝を達成しました。
前回の大舞台ではタイトルに届かなかったものの、その経験を経て、今回は四国ラインの一員として勝ち切る結果を残しました。
大きな舞台で決勝を経験し、そこで得たものを次のチャンスにつなげる。石原選手の今回の優勝は、成長の過程を感じさせる結果でもあります。
四国勢の勢いが競輪界を盛り上げる
今回の寬仁親王牌では、四国勢の活躍が大きな話題となりました。
2026年8月のオールスター競輪では犬伏湧也選手が優勝。そして今回の寬仁親王牌では、犬伏選手の仕掛けから石原選手がGⅠタイトルを獲得しました。
さらに松本貴治選手も決勝2着に入り、四国勢のワンツーを達成しています。
それぞれが自力で勝負できる力を持ちながら、ラインを組んだ際には互いの強みを引き出す。今回の決勝は、四国勢の連係力が結果に結びついたレースでした。
石原選手は優勝後、これからは「四国の時代」を作れるように頑張りたいという思いも語っています。
今回のタイトルは、石原選手個人にとって大きな一歩であると同時に、四国勢の今後を期待させる優勝となりました。
KEIRINグランプリ2026出場へ
今回の優勝によって、石原選手は年末に開催される「KEIRINグランプリ2026」の出場権を獲得しました。
KEIRINグランプリは、その年を代表するトップ選手が集結する競輪界最高峰の舞台です。GⅠで優勝することは、競輪選手にとって大きな目標の一つであり、今回のタイトルは年末の大舞台への切符にもなりました。
これまでは強豪選手に挑む立場だった石原選手も、GⅠタイトルを手にしたことで、今後は各選手から警戒される存在になっていきます。
本人も、これからは相手に意識される立場になることを踏まえ、さらに勝てる脚力を身につけたいという意欲を示しました。
グランプリでは、今回のように犬伏選手や松本選手と連係する展開になるとは限りません。全国のトップ選手を相手に、どのようなレースを組み立てるのかも見どころです。
GⅠ初優勝をきっかけに、石原選手がさらに大きな存在へと成長していくことに期待したいところです。
まとめ|石原颯がつかんだGⅠ初タイトル、四国の連係で新たな時代へ
第35回寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメントは、石原颯選手のGⅠ初優勝で幕を閉じました。
決勝では犬伏湧也選手が力強く主導権を奪い、石原選手が番手まくりで勝負。追走した松本貴治選手との一騎打ちを制し、見事にタイトルを手にしました。
今回の優勝には、石原選手自身の脚力と判断力だけでなく、前後を固めた仲間との連係が大きく関わっています。
GⅠ決勝2回目での初制覇。そして、KEIRINグランプリ2026への出場権獲得。石原選手にとって、今後の競輪人生を大きく変える可能性を秘めた勝利となりました。
さらに、犬伏選手のオールスター優勝に続き、石原選手もGⅠタイトルを獲得したことで、四国勢の勢いはますます注目を集めそうです。
GⅠタイトルホルダーとなった石原颯選手は、年末のグランプリでどのような走りを見せるのか。
今回の優勝を新たな出発点として、さらなる飛躍を期待したいと思います。
石原颯選手のプロフィール

| 氏名 | フリガナ | 府県 | 生年月日 | 年齢 | 性別 | 登録番号 |
| 石原 颯 | イシハラ ハヤテ | 香川県 | 1999 /12/04 | 26歳 | 男 | 015465 |
| 期別 | 級班 | 級班所属日 | 次期級班 | 脚質 | 今期得点 | |
| 117期 | S級1班 | 2025 /01/01 | – | 逃 | 116.67 |




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