北関東・宇都宮の“走る瞬間”を感じる場
栃木県宇都宮市、八幡山公園の丘陵地に位置する宇都宮競輪場。周長500 mという全国でも珍しい仕様のバンクを持ち、その広々とした直線・きついカーブという構造が“追込み有利”という印象を生み出しています。
観戦・予想だけでなく、“旅打ち”“観光+競輪”という視点でも魅力十分。今回は以下の5つのセクションで、宇都宮競輪場をコラム風に掘り下げていきます。
施設と雰囲気:観戦しやすい環境と“街なか”立地
まずは「どんな施設か」を押さえておきましょう。
所在地:栃木県宇都宮市東戸祭1‐2‐7。
アクセス:
JR「宇都宮駅」西口12番乗り場から無料送迎バスで約15分。
東武「東武宇都宮駅」から徒歩約20分。
駐車場:約1,800〜2,000台分の無料駐車場あり。
観戦設備:820型屋外映像装置、250型ワイドスクリーンのシアターホールを備え、座席・食堂など観戦環境も整っています。
雰囲気:「雷神バンク」という愛称からもわかるように、迫力あるレース展開が観客にも期待される場です。
このように、アクセスも施設も比較的整っており、初めてでも立ち寄りやすい競輪場と言えます。観戦だけでなく「旅の途中でふらりと」でも利用しやすい場所です。
バンクの特徴と傾向:500 mバンクの“追込み有利”構造
この競輪場を語る上で最も重要なのが「バンクのクセ」です。宇都宮競輪場は、特徴的な仕様が多数あり、予想/観戦両方で押さえておきたいポイントが存在します。
基本データ
周長:500 m。
見なし直線距離:63.3 m。
センター部路面傾斜(カント):25°47′44″。
直線部路面傾斜:2°51′44″。
ホーム幅員10.3 m/バック幅員11.3 m/センター幅員8.3 m。
傾向と読みどころ
「直線が長く」「きつめのカーブ」という組み合わせが、先行・逃げをやや厳しくし、追込み・差しが決まりやすいというデータ・見方があります。
実際、「先行選手にはやや不利で、後方からの追込みが決まりやすい」という特徴として挙げられています。
バンクのクセが極端ではないため、脚質・展開・選手の調子がそのまま結果に反映されやすいとも言えます。
観戦・予想で意識すべき視点
「位置取りを後方や中団から」「ラスト直線での末脚」に注目。直線が長いため、追込み一発の場面が出やすいです。
先行ラインが作る展開ではあっても、カーブでの勢い・直線突入の位置・脚質のバランス次第で差し/追込みが割り込む余地があります。
当日の風・天候・バンク状況(夜間開催・冷え込み等)も押さえておくと、傾向読みが深まります。
レース&開催スタイル:記念から日常開催まで多様
宇都宮競輪場では、通常の開催だけでなく、記念レース・グレードレースも行われており、訪問のタイミング次第で観戦体験が変わります。
愛称「雷神バンク」。
記念レース:例えば「宇都宮ワンダーランドカップ争奪戦」が毎年5月頃に開催される、という情報あり。
開催カレンダー:FI・FⅡ格の開催も多く、平日昼間/夜間と多様な時間帯でレースが組まれています。
観戦プランとしては、「昼間の部観戦」「夕方〜夜の部観戦」「観光との組み合わせ訪問」が可能。施設が整っているため、初心者でも観戦しやすい環境です。
例えば、観光地として宇都宮市内を散策しつつ、夕方から競輪観戦というスタイルも成立します。
観戦&旅打ちポイント:宇都宮観光とも連携して楽しむ
旅打ち・観戦目的で宇都宮競輪場を訪れるなら、以下のポイントを意識するとより満足度が高まります。
アクセス良好:駅からの無料送迎バス・徒歩アクセスともに便利。駐車場も広め。
施設充実:観覧席・レストラン・映像設備が整っており、レースを“観る”という点で快適です。
旅との組み合わせ:宇都宮市内観光(餃子グルメ・神社巡り・公園散策)+競輪観戦という“半日~1日”プランが作りやすい。
服装・時間帯の注意:夜間開催や季節によっては冷え込む日もあるため、羽織るものがあると安心。
観戦初心者の心得:まずは“雰囲気を楽しむ”ことを重視。選手の駆け引き・バンクの迫力を感じながら少額で車券購入という流れも◎。
旅打ちとしてのポイントは「競輪を目的にする」より「観戦+旅のひとコマとして楽しむ」というスタンスを持つことで、観戦中の気構えも軽やかになります。
攻略ヒント:予想を楽しむための味付け
最後に、予想寄りの視点から、宇都宮競輪場で車券を楽しむ上で有用なチェックポイントを挙げます(あくまで参考として)。
1着狙い:「追込み/差し重視」
データ的に追込み・差しが有利という傾向が強く、先行・逃げだけに固執するのはリスクあり。2着・3着も展開・脚質・位置取り重視
1着が追込み/差し系なら、2・3着には先行・マーク選手の台頭も十分あるため、ライン構成をしっかりチェック。当日の選手調子・戦績も重視
バンクのクセが極端ではないため、選手の脚質・直近実績がそのまま出やすいという見方あり。旅打ち視点では「楽しむ余裕」を持つ
観戦と旅を両立するなら、車券の購入額を絞って“観戦の体験”を第一にするのがおすすめ。負けても“観戦・旅の思い出”になります。開催時間・天候・風などの条件も軽視せず
直線が長めであるため、末脚発揮・展開変化が起きやすい。天候・風向き・気温の変化が予想材料として有効です。
おわりに
宇都宮競輪場は、「500 mという長周長バンク」「追込み/差し有利の展開」「観戦設備・アクセスの良さ」という三つの魅力が揃った、観戦・旅打ちともに優れた競輪場です。
走る選手たちの末脚が炸裂する瞬間、広い直線を一気に駆け抜ける光景、観客席から感じるそのスピード感。これらを“旅のひとコマ”として味わえるのが、この場の強みです。



